四十肩・五十肩

肩の症状の代表格「四十肩・五十肩」について

「四十肩・五十肩」は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
40~50代の中年以降に多く発症する疾患ですが、年齢に関係なく現れる症状で、20代、30代で起こることも珍しいことではありません。

肩の痛み自体は、短ければ数日から数ヶ月、長くても2年ほどで痛みが軽減されていきます。しかし、痛みが解消した後も肩関節の可動域が狭くなってしまうケースが多いのも事実です。「四十肩・五十肩」は放っておいても自然に治りますが、その後に運動障害が残ってしまう危険な病気なのです。

ですから、「四十肩・五十肩」の特徴をしっかり理解して適切な処置を施すことが必要になります。

四十肩・五十肩発症の原因について

四十肩・五十肩の発生原因ですが、未だはっきりと解明されていません。
肩関節は広い範囲で自由に動かせる一方で構造が複雑で炎症が起こりやすい部分といえます。加齢により肩関節や筋肉が固くなったり縮むなどの変化が起こることで炎症や痛みを引き起こすと考えられていますが、その他にも生活習慣やストレスといった間接的な要因が発症のきっかけになるとも言われています。

また、若い時にスポーツ等で肩を酷使して痛めた経験がある人や猫背の人は発症しやすい傾向にあります。
生活習慣についてですが、睡眠不足であったり、食事の栄養バランスが偏っていたりすることで血行不良を招き身体に強いストレスがかかります。

四十肩・五十肩の予防法について

【その1】同じ姿勢を長時間続けない
同じ姿勢を続けてしまうことで、筋肉が硬くなってしまいます。これが炎症を引き起こす原因になる可能性があります。適度に休憩を入れるようにしましょう。

【その2】食事と睡眠
前号でもご紹介した通り、ストレスも間接的ですが、発症の原因になりえます。栄養バランスのとれた食事と質の高い睡眠を心掛けましょう。

【その3】身体を冷やさない
身体を冷やしてしまうことで、血液の循環が悪くなってしまいます。なるべく身体を冷やさないように注意して下さい。

【その4】適度な運動やストレッチ
筋肉は使わないと硬くなってしまいます。適度な運動やストレッチを行うことで、筋肉が柔らかくなったり血行が良くなります。

肩関節は年齢とともに可動域が狭くなってしまいます。普段から適度な運動やストレッチを行っていただき、今一度、生活習慣を見直してみて下さい。

 

四十肩・五十肩の対処法について

四十肩・五十肩には発症してから「急性期」「慢性期」「回復期」3つの病期があります。それぞれのタイミングでどのように対処していくか説明します。

<急性期>

腕を動かした時に突然肩に激痛が走る状態。この時期の急激な痛みは一般的には数日間で治まるので、無理をして肩を動かすのは逆効果。安静第一です。

<慢性期>

急性期の痛みが治まり鈍い痛みに変わっていきます。慢性期は半年から1年続くこともあります。この時、肩の可動域は狭くなっています。痛みを感じない程度のストレッチや温めのお湯に浸かって温めたり身体を冷やさない工夫をしましょう。

<回復期>

痛みはほとんど無い状態になりますが、油断は禁物です。この時期になるまで肩を動かせなかったことにより、痛みが無いにも関わらず肩が動かせない状態になってしまいます。積極的に動かしていきましょう。ラジオ体操がお勧めです。

 

まとめ

四十肩・五十肩は、40~50代の中年以降に多く発症する疾患ですが、年齢に関係なく現れる症状で、20代、30代で起こることも珍しいことではありません。

四十肩・五十肩の発生原因は、未だはっきりと解明されていませんが、加齢により肩関節や筋肉が固くなったり縮むなどの変化が起こることで炎症や痛みを引き起こすと考えられています。また、その他にも生活習慣やストレスといった間接的な要因が発症のきっかけになるとも言われています。

四十肩・五十肩を予防するには、「同じ姿勢を長時間続けない」「栄養バランスのとれた食事と質の高い睡眠」「身体を冷やさない」「適度な運動やストレッチ」を心掛けることが重要です。

もし、四十肩・五十肩が発症してしまったら、「急性期」「慢性期」「回復期」の3つの病期に応じて正しい対処をして下さい。

四十肩・五十肩は、発症してしまうと可動域に制限がかかったりと大変恐ろしいものです。まずは、ご自身の生活習慣を見直して頂き、予防をしっかりと行っていきましょう。

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